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   天狗の森・天狗高原、雷雨の翌日   
2006/8/3 (木) 曇時々晴
前日の豪勢な大雨のあと、四国カルストの森と草原を歩きました。

〔高知県高岡郡津野町芳生野/愛媛県上浮穴郡久万高原町柳谷〕
           天狗高原五段城から見た高知県側。    草原の只中に、ヒメユリ(姫百合)一輪。
前日の午後はただな
らぬ豪雨。ワイパー最
速でも前も見えず。
小止みの時に
雨雲の切れ目から
見える平然とした
大野ヶ原の牛たち。
東に雷雨の名残の雲。
西に赤い夕陽。
2日18時57分。
3日、
霧の天狗荘を出発。
尾根道には、雲が
次々とやってきます。

ホトトギスなど草花も
いろいろ、つぎつぎ。
このホオアカ(頬赤)の
羽毛の乱れようは
どうです?
昨日の風雨に
やられたまま、
それとも寝起き?
その頬赤の眺める
方角は、今日もいつ
雷雨がやって来ても
おかしくない雲行き。
昨日の雷雨を思うと、
心急かされます。
10時、天狗の森三角点
(1484.9m)に
着きました。
何というブユ(蚋)の
多さでしょう。
じっとしておれません。
登山道や遊歩道が
きれいに整備され、
眺めのすばらしい
コースなのですが、
いたるところの、ブユの
多さには閉口です。
    シモツケ、ヒメユリ(姫百合)などが現れる。 雲行きは、やはり怪しい。
石灰岩の露頭が至る
ところに立ち上がり、
独特の景観。

異次元の世界を
歩いているような
感覚も味わえる。
ウバユリ(姥百合)に
ギンバイソウ(銀盃草)。
ヤマアジサイ(山紫陽花)
も、群落で連なる。
横道<Rースを、
天狗荘に向かって帰る。
天狗荘まで帰ったあと、さらに西方の五段高原、五段城方面に向かいます。
五段城から姫鶴平(めづるだいら)方面を望む。 赤牛も黒牛も一緒になって、草を食んでいます。
ハンカイソウが一面に
咲いている場所が
あります。
ホオアカ(頬赤)が
囀っていました。
しかしなぜか、ここでも
羽毛が乱れています。
昨日の風雨は、かなり
厳しかったのかも
知れません。
姫百合は、たったの2輪にしか出会いませんでした。
「東北地方から九州地方まで飛び地的に分布するが、
自生のものは非常に少ない」
(山渓ポケット図鑑2
夏の花)そうです。盗掘されたのではないかと、
思わせるほど。
それとも、育児疲れで、お化粧する間がないのかも・・・↑

このほか鳥は、カッコウ、ホトトギス、トビ、モズ、キセキレ
イ、ウグイス、ヒガラ、シジュウカラ、カケス、ハシボソガラス
などでした。      ↓    
天狗荘と天狗の森 白いのは、鳥形山の鉱業所 ホオアカ(頬赤)   ヒメユリ(姫百合)

ツリガネニンジン(釣鐘人参)が、たくさん。

 天狗荘に、98年、俵万智さんがお出でたようで。

眼下に、津野町枝が谷川沿いの枝が谷集落.。  

建物も、駐車場も、
両県を股にかけて
建っています。

納税の具合など
気になったけれど、
聞かずに済ませる。
一泊二食で9,450円也。
(内、夕食は2K円、3K円
4K円とあり小生らは2K円)
そのせいでもないでしょう
が、味付けの塩辛いこと。
関東系の料理人か?レス
トランが特に。たまらん
     久万高原町柳谷猪伏へ下って帰る(西谷川口の高野本川)。 ホオアカに必ず出会える、気持のいい高原です。

「こじゃんとうまい」
ばーべQ」あるそうで。
ちょっとしたホテルの
ように、綺麗な施設。
風呂も、なかなか。
何といっても
「おいしかった」
のは「水」
、レストランでお
代わり。2キロ下の谷から
汲み上げているのだそうな。
石灰岩地帯であることと
関係ありか・・?。

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