餓鬼ケ森(がきがもり)
愛媛県上浮穴郡久万高原町東明神 2007/3/3 (土)  曇
久万の町からよく見える尖った山、餓鬼ケ森の岩峰の上に登ってみました
                                                                     


高殿宮(こうどのみや)あたり
から見える、あの尖った山に
向かいます。標高 954.4m。


少し、拡大すると、
岩峰が見えてきます。
     62倍望遠では、岩が明瞭 →


国道33号線、久万町東明神、
明神小学校下の「本明神」信号
から南東約800mを北へ入り、
「林道本組線」に向かいます。
集落を抜けて、林道へ入ると、
未舗装です。ごく一部分を除き、
それほど荒れてはいません。
ヘアピンカーブに車を置いて、
林道を約300m、太陽の位置と
方向感覚を養うため歩きます。
●「地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値
地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平16総使、第558号)」
林道終点から杉の造林地に入ると、「ジャガー道」が縦横無尽に走っていて、古い登山道は、ほとんど消えています。
ところどころに残る赤いテープが頼り。テープも古くて数が少なくなっています。ルートを見つけるのに苦労する。
「ジャガー道」とは、「林内作業道」のこと。「ジャガー」というウインチ付きクローラー(キャタピラー)の幅1m
程の作業車が通る。愛媛の業者が開発、150万から200万円程、森林土壌への影響も少ないと最近普及。
岩峰の真下に来ました。狭い足場を、下に落ちないように辿ります。 10mほどのワイヤーロープもありますが、
それを避けて、横の巻き道を登れば、祠のある岩棚に到着。さらに上部に10mほどの岩、登れなくはないようですが、
用心が肝要、ここ「白山権現」様の祠の前でお弁当。お賽銭が20円ありました。10円足して現在30円也。
← 下畑野川方面の山々。



四国カルストの稜線 →
白い点は、美川スキー場、
今年は雪が少なくて、これは
全部人口雪でしょう。  
← 赤松の立つ岩上の
祠さん越しに久万の街。



岩場から、おそるおそる
下を覗けばスリル満点。 →
曇天で、すっきりしませんが、南の方角に、久万の町がよく見えます。


午後、少し晴れ間が見えて
きました。高積雲の流れ。




← 久万の町を南下する
国道33号線、
久万町上野尻のあたり。
中央右の池は、笛ケ滝公園。



それにしても、造林の久万高原町
杉檜の造林地が多いですね。









(約15倍望遠で撮影)
さて、下りも大変です。

立ち木がありますから、
命懸け、というほどでは
ありませんが・・・
33号線沿い、高殿宮前の
「だんだん市」で買い物など。
地元の人に、色々と教えて
もらいました。

珍しい石造の水車「霊場巡拝」
がゆっくりと回っています。
帰り道の松山市奥久谷、すっかり春の景色。しばし鑑賞。
車を置いたところから、
歩いて1km足らず、
ただし、急坂と見晴らしの
効かない林内であるため、
道を探すのに時間を取られる。

迷った場合は、無理をすると
危険な急斜面に入り込む
可能性がある。引き返すこと
を常に年頭におき、ルートを
記憶しながらたどること。

岩場は、あわてないで。
祠前は、平坦部分もあり
崖っぷちに出ない限り
危険な感じはない。

←この菊ケ森914.1mなどを
眺めながらの弁当がよろしい。
珍しく落葉樹林が
多く見える風景である。
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