HOME 鳥の検索表 鳥は友達 今日のバードウオッチング 山歩き里歩き 地域別一覧表 文化愛媛  
        

あけぼのつつじドライブ
-村道瓶ヶ森線など-


2011/05/19(木) 09:35~17:35(松山市自宅発着195km)
晴一時曇〔西条市・高知県いの町〕
軟弱なれど、本日は山の中を歩くのをサボって、ドライブで見物と決める。
関門駐車場からの
対岸斜面。

緑鮮やか。
スカイライン駐車場から
石鎚山。
ここではいつも
ソウシチョウが
大声をあげて
囀っている。

ヘリが
山頂小屋へ
荷揚げをしている。
岩黒山南西面。
岩黒山には、
今年も
アケボノツツジ、
いっぱい。

石鎚山は
随分霞んで。


瓶ヶ森駐車場手前の
子持権現の
見える所まで
やって来た。


  やってます、おじさん。


  ← 独り鎖をよじ登って。
中央やや上部、
アケボノツツジの左の
白い点がおじさん。
駐車場付近にも
アケボノツツジ
いくらか。

東黒森の南面まで来ました。
あちこちに咲いています。


林道の
すぐ上です。
自念子ノ頭
1701,5m
伊予富士の支尾根
アケボノツツジの
群落までやって来ました。

ところが
今年は
去年ほどの
華やかさが
ありません。
タカです!クマタカか?

トビでした。何か見つけた?
谷間には
まだ残雪。

久万高原町明神に
別荘を持っている
知人は、
「今年は2ヶ月間
雪が消えなかった。
初めてのことだ」
と言っていました。
瓶ヶ森の山頂、
雲に隠れました。
尾根に上がり
西黒森の北東面
(西条市側)を
覗きます。
たくさん咲いてます。

西黒森南東、林道縁に
大きな記念碑。
文字が読みにくいため
下に“翻訳”、長いですよ。
気が向いた方はどうぞ。
「神鳴池」は
「かんならしいけ」と読みます。

               記念碑
 四国の屋根を走る「村道瓶ヶ森線」16.7kmは、昭和62年度に高知営林局より本川村が無償貸与を受け四年間の歳月をかけ、総工費三億二千余万円を投じて整備完成しいよいよ本年四月より全面通行を開始するものである。それを記念するとともに、この地に神鳴池伝承の記念碑を建立する。
                              平成3331日 本川村長 山中只明

         神鳴池のいわれ       東経1331252秒 北緯334706

神鳴池は、四国を東西に走る中央構造線と、御荷鉾構造線の間にある三波川結晶片岩地帯に属し古期崩壊で生じた大亀裂が山頂部で二重山稜の線状凹地になる。この凹地の一つが伊予の国と土佐の国の境、西黒森山(1,861m)と自念子ノ頭(1,701m)の間にある池である。
 本川村の民話の中に、神鳴池はおも池と呼ばれ、ブナモミの大木が茂り深い池であった。ある年の夏、日でりが続き作物が枯死寸前のとき、村人がおも池の水を雨にと願い、雨ごいの祈願を地元の祈祷師芳大夫にたのんだ。おも池で祈願中に、池の主の化身である蜘蛛が池からでてきて芳大夫の袴のすそに糸をつけたが、この糸を祈願の杓でブナの大木の根元につけかえたところ、突然大音響とともにブナの大木が池の中に引きこまれた。芳大夫は驚き「主は何処に」と祈ると「汝の投げ入れる物の沈むところに」とおつげがあった。芳大夫は近くにある五寸角、長さ二尺の石をとり水ぎわにおいた。石は池の真中まで泳ぐように移り沈んだという。 
 以後池の主の恐れをなして、誰も池に近づくことがなかったと伝えられている。
 昭和45年から林道開設の調査が行われたとき、おも池の中心付近で発見された石がおも池民話の石であることが確認された。
 またおも池は、昔から四国三郎吉野川に絶えることのない悠久の流れを送り続けていると語りつがれている。
                         
                               高知県山岳連盟会長 国沢鎮雄

南東面から
西黒森1861m
の全体。
神鳴池の窪み。

車の止まっているあたりに
記念碑。
下界は暑かったそうですが、
山上は20℃以下。

快晴では
ありません。
まずまずのドライブ日和。
「アケボノツツジ・ドライブ 」2010/5/14は→こちら


質問、ご意見など、お寄せください
 

inserted by FC2 system